頚椎ヘルニアとは、頚椎の間にある椎間板がはみ出すことで、正式名称を「頚椎椎間板ヘルニア」と言います。頚椎とは、体と頭をつないでいる骨、要するに、首の骨を指します。もっと詳しく言うと、頚椎とは、頭蓋骨を支えている7個の背骨のことであり、ここには人体の中でも特に重要な神経がたくさん通っています。こんな大事なところがヘルニアになってしまうと、かなり大変なことになりますが、なぜ、頚椎ヘルニアになるのでしょうか。原因として、まず、挙げられるのが加齢です。頚椎ヘルニアは40歳を超えると、発症率がぐんとアップします。というのは、椎間板は、人体の中でも早くから老化が始まるところだからです。老化した椎間板は水分が減少し、弾力がなくなり、衝撃や運動など過度の負担に耐えられなくなって、ヘルニア症状を起こします。周辺の筋肉も衰えてくるため、さらにヘルニアになりやすくなります。また、外的要因による場合もあります。むち打ち症などはその典型で、急激に外から力が加わったために発症したわけです。小さなキズや圧迫が時間をかけて徐々に悪化し、ヘルニアになることもあります。一方、昨今は、30代でも頚椎ヘルニアになる人が増えています。それらの人に共通して言えるのが、姿勢の悪さと運動不足。パソコンで長時間仕事をしている人などに多く、仕事中、無意識に前かがみなってしまうなど、姿勢に問題があるのです。このような場合、突然、頚椎ヘルニアになることもあるため、注意が必要です。頚椎ヘルニアは、早期に発見し、治療すれば、それほど時間がかからずに改善できます。首に痛みを感じたときは、早めに専門医に診てもらうようにしましょうー